3週間前の事前ﾃｽﾄで初めて菅生を走行しました。ｱｯﾌﾟﾀﾞｳﾝが激しく、とても難しいｺｰｽだなと思いました。事前ﾃｽﾄは天候に恵まれ、ｺｰｽには十分に慣れた状態でﾚｰｽｳｨｰｸに入りました。
ﾌﾘｰ走行1本目は、新しいｴﾝｼﾞﾝ(事前ﾃｽﾄの際に焼きついてしまった為)のならし走行をして終わりました。
2本目はｴﾝｼﾞﾝのｾｯﾄを少し濃い目にし、人間を鍛える走行をしました。自分自身の調子も良く、自己ﾍﾞｽﾄを更新することも出来、予選に向けて意気込みも高まって行きました。
少し曇り空の中、予選が始まりました。序盤はｴﾝｼﾞﾝ、ｻｽｾｯﾄの様子を確認しながら走行しました。調子も上ってきたところで、ﾀｲﾔ交換のためにﾋﾟｯﾄｲﾝ。残り20分を切ったところで再度ｺｰｽｲﾝし、ﾀｲﾑｱﾀｯｸを開始しました。
ﾀｲﾑｱﾀｯｸをし始めて3周目辺りで自己ﾍﾞｽﾄを大幅に更新し、｢さあ、これから｣という時でした。まさかのｴﾝｼﾞﾝﾄﾗﾌﾞﾙが起きてしまい、残念ながら残り10分程残して予選を終えなければなりませんでした。ｴﾝｼﾞﾝﾄﾗﾌﾞﾙは残念ですが、自己ﾍﾞｽﾄも更新し、決勝に向けて調子も上ってきていたので｢決勝は、ﾊﾞｼｯときめるぞ｣と気合も十分でした。
ｴﾝｼﾞﾝの慣らし走行をし、ﾗｽﾄ2周は全力で走行することが出来ました。自分自身の調子がとても良く、自己ﾍﾞｽﾄのｺﾝﾏ1秒落ちのﾀｲﾑでｳｫｰﾑｱｯﾌﾟを終えました。
空は曇っていましたが、雨は降ることなくﾄﾞﾗｲｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝで決勝を迎えました。
ｽﾀｰﾄは、まずまずのｸﾗｯﾁﾐｰﾄを決め、数台を抜くことが出来たのですが、1ｺｰﾅｰでｱｳﾄからかぶせられ元の順位に戻ってしまいました。
ｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞﾗｯﾌﾟからﾍﾟｰｽを上げて行こうとしたのですが、思うようにﾀｲﾔがｸﾞﾘｯﾌﾟしてくれず、ｼﾞﾘｼﾞﾘと前方の集団に離されてしまいました。そして遂には後続のﾗｲﾀﾞｰにも追い付かれ、ﾊﾟｽされてしまいました。その後も思うようにﾀｲﾔをｸﾞﾘｯﾌﾟさせることが出来ず、ﾊﾟｽされたﾗｲﾀﾞｰ達について行くのが精一杯でした。全く勝負を仕掛けることが出来ず、ﾗｽﾄﾗｯﾌﾟに辛うじて1台を抜き、14位でﾁｪｯｶｰを受けました。
こんな不甲斐ないﾚｰｽをしてしまい、情けないの一言です。
ﾁｰﾑｵｰﾅｰ、監督、ﾁｰﾑｽﾀｯﾌ、ﾔﾏﾊ関係者様、ｽﾎﾟﾝｻｰ様、そしていつも応援して頂いている皆様に申し訳ないという思いで一杯です。
ﾌﾘｰ走行、予選、ｳｫｰﾐﾝｸﾞｱｯﾌﾟと、とても自分自身の調子がいいと思っていただけに、やはり悔しいです。決勝を見据えたｾｯﾃｨﾝｸﾞ、走りが出来ず、まだまだ自分自身の未熟さを痛感しました。また、ﾚｰｽを戦う中で、どのような状況に置かれた場合でも、きちんと対処出来るようにならなければいけないと思いました。
全日本も残すところ後2戦です。今まで学んできたこと、悔しさを最後2戦に思い切りぶつけたいと思います。今回も大きな課題が出来ましたが、まだ見えていない課題も沢山あると思います。それを見つけ出すくらいの気持ちで精一杯、頑張りたいと思います。どうぞ、これからも応援よろしくお願いします。
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