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全日本ロードレース
第7戦鈴鹿

宮崎敦選手レポート


最後までセットアップが決まらず
不本意な19位チェッカー

いよいよ2006シーズンも最終戦となった。

これまでマシンのセットアップが思うように進まず、本来の走りができずに来てしまっている宮崎。今回は何とか出口を見つけ、尻上がりの形でシーズン終了を迎えたいところ。

しかし1週間前のテストでもセットアップは思うように進まず、攻めのライディングができない状態が続く。方向性さえも見出せない状態で、旧型マシンで出したタイムさえも越えられない。

1週間、頭の中で走り、マシンセットアップを何度も組み立て、シミュレーションしてサーキット入りした宮崎。だが、金曜日の合同テスト、土曜日の予選走行時間をフルに使ってあらゆる方向性のセットアップにトライしてみるものの、マシンの状態は改善の気配がない。そんな中、2回目の予選終盤にトライした方向性が、宮崎の中にひらめきを感じさせた。ペースを上げることができそうな、そんなフィーリングをわずかながら感じることができたのだ。

その方向でさらに決勝日朝のウォームアップ走行時間を使い、トライしてみる事とした。

決勝日朝のウォームアップ走行ではほんの少しのセットアップを進めることができた。その方向性でもう少し進めたセットアップを施し、決勝を迎えることにした。

レースがスタート。まずまずの順位でオープニングラップをこなしたが、宮崎は絶望的な気分だった。やっと方向性を見出し、進むことができたと思えたセットアップだったのだが、金曜日まで抱えてきた問題がまたしてもレース中に出てしまったのだ。とてもペースを上げることのできるような状態ではない。20数位の位置から徐々に追い上げ、最終的には19位でチェッカーとなった。

宮崎敦「シーズン中盤からマシンのセットアップに悩み、あらゆる方向性をトライしてみたのですが解決策が見えかけたところでシーズンが終わってしまいました。開幕戦の表彰台獲得以降、不本意な成績が続き、応援していただいている皆さんの期待には応えることができず、本当に申し訳なく思っています。解決策は把握できたので、来年は自分本来のレースをお見せできるよう、このシーズンオフの時間を有効に使いたいと思います。沢山の方々に応援いただき今年もありがとうございました。」

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