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全日本ロードレース
第7戦 鈴鹿サーキット

佐藤裕児選手レポート


早いもので今シーズンも最終戦を迎えました。
最終戦の舞台は鈴鹿サーキット。私自身鈴鹿サーキットフルコースを走るのは2008年以来。前週の合同テストで久々に走行し、マシンセットの方向性を見つけて終了。
そして、待ちに待った最終戦のウィークを迎えました。

公式練習

前日に降った雨の影響で午前はウェットパッチが残る中での走行。前週から変更していたセットが良い方向にいっている事が確認出来ました。
午前の走行が終了後、緊急ブリーフィングが行なわれ、東海地方に迫っていた台風が翌日の予選で直撃し中止になった場合は、午後の公式練習のタイムがグリッドに採用。との事でした。ピットに戻りチームと午後の作戦を考えました。
そしていよいよ午後の走行がスタート。開始早々から転倒者続出の荒れたコンディションでした。中盤にまた転倒者があり赤旗中断。一旦ピットに戻り足廻りの変更を施し赤旗解除後再スタート。セットを確認し、最後にタイヤを換えてタイムアタックに入ります。計測1周目、前後の車両と距離をとります。計測2周目にアタックに入った所でまたしても転倒者が出て赤旗中断。そのまま走行は終了。結局10番手でこのセッションは終えました。
不完全燃焼でしたがタイヤ交換のタイミングを最後に持っていった自分の責任。翌日の予選が行なわれることを祈りながら初日は終了しました。

予選

朝起きたら、雨は降っていますが風はそんなに吹いていません。
サーキットに着くと早速予選準備。
台風は逸れたようで予定通り予選も開始されました。

ウェトコンディションは久々の走行となり、更にダンロップタイヤは新型レインタイヤとなっていたので始めは感触を掴みながらの走行。
40分一回の予選だったので時間の余裕は全くありません。
途中ピットインして足廻りの変更、そしてタイヤを換えて残り10分アタックに出ました。
しかしピットアウト後良いフィーリングを掴む事が出来ず転ばずに走るのが精一杯な状況でした。
時間は無くなりそのままチェッカー。結局17番手で予選終了。
今季ワーストの6列目からのスタートとなりました。

決勝

晴れ!朝のフリーでDRYのセットを確認。そして決勝。
グリッドでも沢山の方々に応援して頂き、気合十分でスタート。
しかし混戦の1コーナーで順位を上げる事が出来ず1周目は15番手で通過。
まだ混戦となっている序盤に順位を上げようとしていた2周目のヘアピン立ち上がりで前車が接触転倒。それを避けようとしてコースアウト。
コースに戻ったときには後ろにほとんど誰もいません。そこから最後まで全力で走り前のライダーを追います。
ファイナルラップに入ったところで前の8位グループとの差は約3秒。最終シケインで要約追い付くことが出来ましたが抜くには至らず。結局10位でチェッカー。ランキングは11位となりました。

今年は古巣のRC甲子園さんよりエントリーさせて頂き、素晴らしい環境を与えて下さっての参戦となりましたが、自分の力不足で昨年以上の結果を残す事が出来ませんでした。

私が走るにあたって協力してくれた全ての方々に感謝します。しかし結果を伴わせる事が出来ず申し訳ありませんでした。

それでも毎戦懸命にサポートしてくれたチームを始め、スポンサー様、ファンの皆様、本当に有難うございました。

佐藤裕児


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