RC KOSHIEN 2002 ROAD RACE Results & Reports イメージ画像
 
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Round3 SUZUKA GP250嘉陽選手レポート

嘉陽選手画像1

■金曜日 ARTA走行

 一回目の走行は、改装されたダンロップコーナーの走り方や、コースの確認から始まった。天気もよく、コンディションは良好。エンジンの鳴らし走行を終え、少しずつタイムアップしていった。鈴鹿でのイメージを思い出しながら車体やエンジンのセットアップを進めていき、2分11秒台で終了。レースタイヤの選択なども終え、なかなか順調な出だしだった。

 二回目は、少し車体に変更点を加えて走行。タイヤも何種か選びながら、いい組み合わせのものを探していった。コースにも慣れてきてタイムアップしてきた。最後にタイムアタックも行ったが、クリアラップが取れず2分10秒で終了。じぶんの自己ベストが2分9秒7なので、もう少しで自己ベスト更新というところまできた。車体やエンジンの方向性も見えてみて、予選が楽しみであった!


■土曜日 公式予選

 一回目は車体にまた変更点を加えての走行。決勝タイヤのロングランも終え、順調にタイムアップ。セッティング変更によっていいところが出てきたのだが、逆に乗りずらくなってきたところも出てきてしまい、このセッションでは2分9秒6で終了。鈴鹿は一周が長いので最初から上手くつなげていかないとタイムアップが難しいサーキットである。セッティングも高速コーナーや低速コーナー、両方あるのでどっちに合わせるかが難しい・・・。

 二回目は、車体を少し戻しそれに伴い補正しながらの走行となった。このセッションから決勝タイヤが使えることになり、フィーリングが一気に良くなった!ピットインを繰り返し、車体の最終調整を行いながら、最後のタイムアタック。エンジンも大きな問題なく、コンスタントに走れるセッティングを出してもらった。

 最後のアタックでは、なかなかクリアラップが取れず、少し焦ったがなんとか走りきることが出来、2分8秒8までタイムアップする事が出来た、自己ベスト更新である。
最後のセットですごくいいセッティングが見つかり、タイムアップする事ができた。今回は前回の筑波での反省点でもあったミッション関係のセッティングも問題なくいく事が出来、セッション通して大きな変更がなかった。アベレージタイムも決勝を考えると問題ないタイムであったので、今回は決勝に向けていい流れで行く事が出来た。
嘉陽選手画像2


■決勝

 朝のウォームアップでもトップタイムで、すべてトップタイムでこなす事出来た。
スタート前にエンジン関係のセッティングを変更、もっとバイクが速くなる方向にいった。スタートは、少し失敗してしまい小山選手の先行を許してしまった。1周目のデグナーカーブでトップに立ち、そのまま全力で走っていたが、路面温度がかなり上がっていたこともあって、タイヤがたれ出してきたのでペースが下がってきてしまった。トップ2台での争いになって残り3周までこのままの状態が続いた。ラスト3周で小山選手にヘヤピンで抜かれてしまい、2位に後退。このまま離されてしまってはいけないので全力で追いかけた。
嘉陽選手画像4 シケインで抜き返し、またヘヤピンで抜かれるといった展開が続き、最終ラップ小山選手のミスでヘヤピンでトップに立つ。
 このままトップで130Rまできたが、そこで抜かれてしまい勝負は最終シケインとなった。
抜くところはシケインしかなく、止まれない覚悟で小山選手のインにバイクを入れた。
小山選手もハードブレ−キングだったが、彼のフロントがボトミングしたように見え、跳ねていた。自分も止まる事だけしか考えず、運良く自分は止まる事が出来、シケインでトップに立つ! そのままチェッカーを受け、今期初優勝、1年半ぶりの優勝だった!!

 

 今回のレースでは、芳賀健輔さんのアドバイスを貰う事ができ、勉強する事がたくさんあった。このレースでチームに貢献する事ができ嬉しかった。
 レースを走りきって、自分のベースになるものが出来上がりつつある事が確認できた、これはすごく大きな自信になった。
嘉陽選手画像4